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まだここにいる【ワンピース サンジ】

第15章 冬島


ウソップがへなへなと床に座り込む。

「た、助かったぁ……」



チョッパーも大きく息を吐く。

「こわかったぁ……」



ベッドの上の女は、ゆっくり目を開けていた。

ぼんやりした視線が、少しずつ部屋の中を見回す。



ローが静かに近づく。

「動くな」

低い声。



女は小さく瞬きをした。



ローが脈を確認する。

呼吸を見る。

しばらく黙ったあと、小さく息を吐いた。



「……身体がかなり弱ってる」



チョッパーも隣から覗き込む。

「長く眠ってたんだな……」



ローが立ち上がる。

「意識は戻った」


「だが、無理はさせるな」


女はまだ少し焦点の合わない目で、みかを見る。

そして、小さく笑った。



「……いた」



みかも少し笑う。

「うん」



そのやり取りを見ていたサンジが、静かに息を吐く。



女の瞼がゆっくり下がっていく。

少しだけ不安そうに眉が揺れた。



ローが淡々と言う。

「大丈夫だ」



「今度は、本当に独りじゃねぇ」



その言葉を聞いて。

女の身体から力が抜けるみたいに、呼吸が穏やかになる。



白衣の男たちが、涙ぐみながらベッドへ駆け寄った。



女は安心したように小さく息を吐く。

そしてそのまま、静かに眠りについた。
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