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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第1章 【五条悟・伏黒恵】クロユリは君を欲しがる**


「退かせよ」

「む、むり……っ」

「の声、聞きたい」



私の口元を覆っていた手が、強引に引き剥がされて。
今度は一番敏感なところを転がすように弄った。



「……っ、は、っ……あ……んん……!」



触れられるたびに、頭の芯が痺れていく。



「……だめじゃないだろ」

「あっ! ん、ぁ……っ」



やぁ、なにこれ。
声が止まらない。
こんなの、私じゃないみたい。


伏黒くんのが浴衣の襟元に触れて、左右へ開かれていく。


(え、まっ……)


裸を見られる。
そう思った瞬間、全身が熱くなった。



「っ、だめ……恥ずかしい……!」



弾かれたように両腕を交差させた。



「……暗くて見えねぇよ」

「う、そだ……絶対、見えてる……っ」

「手ぇ退かせ……見えてねえから」



本当?
本当に見えてない?

私、胸小さいし。
さっきお腹がすいて、伏黒くんに隠れてお菓子食べちゃったし。
お腹出てるかも。

でも、伏黒くんがこんなことで嘘をつくわけない……よね。


迷いながら交差した腕を少しだけ緩めると、伏黒くんの顔が近づいてきた。

え。
待って。
次は、なにされちゃうの……?

押し返さなきゃいけないのに、全然力が入らない。


伏黒くんは、さっきまで指で触れていた場所を口に含んだ。
舌で転がされて、ちゅぅっと吸い上げられる。



「ひっ……ぁあっ……だめ、ぇ……っ」



舌の動きに合わせて、腰がびくびく跳ねてしまう。
お腹の下の方もじんじんと熱い。


だめ。
こんなの、だめ。
そう思っているのに、身体だけが勝手に甘く痺れていく。




――きもちいい。


頭の中に浮かんだ言葉に、私の方が驚いた。

私に触れるこの熱い手が。
私だけを見ている深い翠の瞳が。
私の思考をぐちゃぐちゃにしていく。


もっと。
もっと触ってほしい、だなんて。


自分でも信じられないような感情が、全身に回っていく。
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