• テキストサイズ

【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第1章 【五条悟・伏黒恵】クロユリは君を欲しがる**


「は、履いてるよ! 下はちゃんと履いてるもん……!」

「……」

「上は洗って干したけど、下は……っ、ドライヤーで必死に乾かしたの!」

「……そうか」

「だ、だから、その、露出狂とかじゃないから……!」

「……思ってねぇよ」



しどろもどろになりながら言い訳を並べ立てる。
必死に俺に説明する、その焦った顔が。
俺の腕の中でパニックになっている姿が。
なんだか無性に可愛かった。


それに、俺の手にすっぽりと収まってしまうサイズ。
ふんわりとやわらかくて。
少し指を動かすだけで、俺の手のひらに合わせるように形を変えてしまう。



「あ、んっ……」



自分の口から漏れた甘い声に、一番驚いたのは自身だった。
慌てて、両手で自分の口元を塞いでいる。
これ以上ないくらい顔を真っ赤にして。
ぱちぱちと、信じられないように瞬きを繰り返していた。



「なんで塞ぐんだよ」



は口を塞いだまま、ふるふると首を横に振る。
その隠された口から、もう一度あの声を聞きたくて。
わざと下から掬い上げるように形を変えた。



「ひっ……あっ……!」



塞いだ手の隙間から、堪えきれない吐息がこぼれる。



「退かせよ」

「む、むり……っ」

「の声、聞きたい」



俺はの口元を覆っているその手を掴んで、強引に退けさせた。
そして、遠慮がちに尖った先端を指で転がすように弄ぶ。



「……っ、は、っ……あ……だめぇ……!」



の身体が、電気でも流されたみたいに大きく跳ねる。


ぞくぞくした。
こいつがこんな甘い声を漏らす。
その事実が、引き返せないところまで俺を突き動かしていく。



「……だめじゃないだろ」



今度は、親指の腹で硬くなった先端を強く擦りあげた。



「あっ! ん、ぁ……っ」



触れるたびに、の口からはだらしない声がとめどなく溢れてくる。


もっと。
もっと、聞きたい。
他の誰にも聞かせたくない。
こいつのこんな声は全部、俺だけのものにしたい。


合わせになっていた浴衣の襟を左右へ開くと。



「っ、だめ……恥ずかしい……!」



は弾かれたように両腕を交差させ、胸元を隠した。
/ 75ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp