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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第3章 【伏黒恵】君に響くカンパニュラ**


吸って、吐いて。
また少しだけ吸って、吐く。

俺を締めつけていた力が徐々に緩んでいく。
それでもまだ痛いのか、の目には新しい涙が滲んでいた。


このまま時間をかけた方が、余計につらいのかもしれない。
シーツを握っていたの指に、自分の指を絡める。



「悪い……もう少しだけ、我慢してくれ」



俺はを抱き寄せて、一息で奥まで腰を沈めた。
繋いだ手に、痛いくらい力がこもる。



「…………ッッ!!」

「……っ、、全部、入った……っ」



そう伝えると、浅く息をしていたがふにゃっと笑った。

痛かったはずなのに。
怖かったはずなのに。

俺を受け入れられたことに安心しているみたいだった。



「……っ」



くそっ……なんで俺たちは付き合ってないんだよ。


俺だけのものにしたい。
好きだって、言いたい。
俺でいっぱいにしたい。

そんなことばかりが、さっきから頭の中を埋め尽くしている。



「……動くぞ」



まだ強張っている内側を優しく慣らすように。
まずは浅く引き抜いて、奥へと腰を動かした。



「……っ、……っ、」



だんだん、の吐息が変わっていく。

さっきまで痛みに詰まっていた息が、熱を帯びて、甘くこぼれる。
硬く瞑っていた目元も、とろんと緩んでいた。



「……痛いの、どっかいったか?」



俺が尋ねると、は俺の腕を二回叩いた。
それから、自分から腰をすり寄せてくる。


……っ、マジで、勘弁してくれ……。
止まんなくなるだろ。

優しくするって、決めてたのに。


俺はの腰を掴むと、堪えきれずに、さっきより深く腰を打ち込んだ。



「…………ッッ!?」



の目が大きく見開かれる。
同時に、内側がきゅうっと俺を締め付けた。
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