緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第5章 赤髪の寵愛
丸一日、シャンクスの「愛の洗礼」を受けたがまともに歩けるようになるまで、シャンクスは驚くほど甲斐甲斐しく彼女を世話し続けた。
そして翌朝。
ようやく身体の強張りが解け、自分の足で立てるようになったを連れて、シャンクスは意気揚々と船長室の扉を開いた。
一歩外へ出ると、そこにはすでに日常の活気を取り戻しつつあるレッド・フォース号の甲板が広がっていた。
「おっ、ついにお出ましだぜ! お頭とお姫様がよォ!」
誰かが声を上げると、作業をしていたクルーたちが一斉に顔を上げた。
「おめでとう、! これで正式に、お頭の『一番』だな!」
「昨日は凄かったぜ、お頭の気合いがよォ。扉の外まで覇気が漏れてたからな!」
野郎どもの容赦ない、しかし温かい冷やかしが飛ぶ。
シャンクスは隣に立つの肩を力強く抱き寄せると、白い歯を見せて豪快に笑った。
「ははっ、当たり前だろ! 誰にも渡さねェって言ったろ? 今日からは、こいつに手を出そうとする奴は俺が直々に相手してやるぜ!」
堂々と宣言するシャンクス。
その横で、は羞恥心で顔を真っ赤に染めていた。
昨日までの自分とは違う。
身体の奥底までこの赤髪の男の熱に支配され、自分のすべてが彼のものであると実感している。
恥ずかしいけれどそれ以上に、ようやく居場所を見つけたような深い喜びが胸を満たしていた。
そんな喧騒の合間を縫って、副船長のベックマンが静かに歩み寄ってきた。
彼はいつものように紫煙をくゆらせながら、を穏やかな眼差しで見つめた。
「……良かったな、。ようやくあいつの、頑固な理性の鎖をぶち切ってくれたか」
「ベック、さん……」
「これからは、この船の『お頭の女』だ。何も恐れることはねェ。あいつが命に代えても守り抜くさ」
ベックマンの短くも重みのある祝福に、は潤んだ瞳で大きく頷いた。
「はい……! 私、シャンクスさんのそばで、この船で、頑張ります……っ!!」
シャンクスは彼女の力強い言葉を聞くと、もう我慢できないと言わんばかりに、仲間の前でお構いなく彼女を抱きしめた。
赤髪海賊団という巨大な家族に、そして最愛の男の懐に、彼女は真の意味で迎え入れられたのであるーー。