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緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】

第5章 赤髪の寵愛


その夜、レッド・フォース号の甲板は、これまでにないほどの熱気に包まれた。




「野郎ども、準備はいいか! 今日はただの宴じゃねェ、俺たちの新しい門出だ! 心ゆくまで飲み明かせ!!」



シャンクスの号令と共に、一斉にジョッキが突き上げられ、夜空に雄叫びが響き渡った。




「「「乾杯ッ!!」」」




甲板の至る所で笑い声が弾け、肉を焼く香ばしい匂いと、上質な酒の香りが潮風に混ざり合う。

は、シャンクスのすぐ隣の特等席に座らされていた。
彼は片時も彼女の側から離れようとしない。


「ほら、食え。昨日の今日だ、まだ体力が足りねェだろ?」


「もう、シャンクスさん……みんな見てますよ」


恥ずかしがりながらも差し出された肉を頬張ると、驚くほど素直に喉を通った。
信頼できる仲間たちに囲まれ、何より隣に、自分を全身全霊で愛してくれる男がいる。
その安心感が食事も酒も、これまでの人生で知らなかったほど美味なものに変えていた。


「おいおいお頭、あんまり独り占めすんなよ! ちゃん、こっちの酒も飲んでくれ!」


クルーの一人がジョッキを差し出そうとすると、シャンクスが即座に鋭い視線を飛ばす。


「馬鹿野郎!こいつには俺が選んだ最高の一杯しか飲ませねェよ。お前ら、あんまりこいつを酔わせるな。夜はまだ長いんだからな」


その言葉の響きに含まれた独占欲に、クルーたちは「ヒューッ!」と口笛を吹き、は再び顔を真っ赤にする。
だが、そんな軽口さえも今の彼女には心地よかった。



ベックマンが少し離れた場所から、満足げに笑いながら二人を見守っている。

月明かりの下、揺れる船体。

賑やかな歌声と楽器の音色。


は自分を満たす多幸感に浸りながら、そっとシャンクスに寄りかかった。


「……幸せです、シャンクスさん」


「あぁ。俺もだ。……これからずっと、この景色を一緒に見ていこうぜ」


賑やかな宴の喧騒の中で、二人だけが共有する熱い視線。


赤髪海賊団の一員として、そして最愛の男の伴侶として。




の新しい人生は、最高に美味い酒と、最高の仲間の祝福と共に、今まさに帆を上げたーー。





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