緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第5章 赤髪の寵愛
浴室から出ると、用意されていた清潔なバスローブに身を包んだ。
続いてシャンクスも短時間でシャワーを浴び、彼女と同じゆったりとしたバスローブを羽織って戻ってきた。
その時、タイミングを測ったように扉が二回、強くノックされた。
「お頭、メシ持ってきたぞ! 扉の前に置いとくからな!」
クルーの野太い声が響く。
空腹が限界だったは、パッと顔を輝かせて扉へと駆け寄ろうとした。
「あ、私が……」
「……待て。お前は座ってろ」
シャンクスが低い声でそれを遮り、彼女の肩を掴んでベッドへと押し戻した。
「え……?」
「その格好で、野郎どもの前に出るつもりか? ……冗談じゃねェ。お前のそんな姿、俺以外の誰にも見せる気はねェよ」
シャンクスは独占欲を隠そうともせず、バスローブからはだけた彼女の鎖骨や、自分のつけた紅い痕を指先でなぞった。
彼は一人扉へ向かうと、隙間から料理のトレイを素早く引き込み、すぐに鍵を閉めた。
「……ほら、お前の好きな肉だ。たっぷり食って、早く体力を戻せよ」
運ばれてきたのは、香ばしい匂いを放つ特大の肉料理。
シャンクスは彼女を自分の膝の間に座らせると、まるで雛鳥に餌を与えるかのように、その口元に料理を運んだ。
「ほら、口を開け。……あーんしろ」
「自分で食べられるのに……っ」
恥ずかしさに顔を赤らめるを、シャンクスは片腕で自分の膝の上に抱え込み、一歩も引こうとはしない。
切り分けられた極上の肉を、次から次へと彼女の口元へ運ぶ。
「お前は座ってるだけでいい。……今は、俺が甘やかしてやる時間だ」
抗いきれない強引さと、その裏にある不器用な慈しみに、は観念して口を開いた。
シャンクスは彼女が美味そうに咀嚼する様子を、宝物でも眺めるような眼差しで見つめている。
食事の最後に、トレイの隅に置かれた一皿に目が止まった。の好物の一つ、濃厚なチョコレートだ。
「……最後はこれか」
シャンクスは指で一粒摘み上げると、彼女の唇に押し当てた。