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緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】

第3章 欠けた左腕と、蜜の体温


「……っ、ん、あぁ…っ!!」


自室に戻り、鍵をかけるなりベッドに倒れ込む。
まだシャンクスの匂いが残る指を、自身のぐっしょりと濡れそぼったナカへと突き立てる。


ーー、ぐちゅ、クチュッ

「……あ、は……んんっ!!」


指が粘膜を擦る卑猥な音が、静かな個室に響く。
シャンクスの射精を口で受け止めた時の喉の熱さ、彼の逞しい右腕が自分を抱き寄せた時の力強さを思い出しながら、彼女は必死に自分を慰めた。


(私、どうしちゃったんだろう……。こんなに、いやらしい女じゃなかったのに……)


恥辱に顔を赤らめながらも、指を動かす手は止まらない。
シャンクスに捧げられなかった「蜜」が、指を伝って太ももを濡らしていく。


「シャンクス、さん……っ、あ、あぁぁああッ!!」


虚空を掴むように指を丸め、彼女は一人、絶頂の波に飲み込まれた。
自室で独り、彼の名前を呼びながら果てる虚しさ。
それでも、明日になればまた彼のそばにいられる。
その淡い期待だけが、彼女の日常を支えていた。







「おい、死んでんのか。お頭」


ベックマンが呆れた声で、食堂のテーブルに突っ伏した赤い頭を小突いた。


「……うぅ……殺せ……いっそ殺してくれ……」


シャンクスの口から漏れたのは、海賊王を夢見る男とは思えないほど情けない呻きだった。
抜糸が終わり、ホンゴウから「解禁」の許可が出た昨夜。
彼は文字通り、溜まりに溜まったフラストレーションを爆発させ、樽をいくつ空けたかわからないほどの量の酒を飲み干したのだ。
その結果が、この見事な二日酔いである。


「自業自得だ。……ほら、。そんなに心配そうな顔してやるな」


ベックマンに促され、は盆に乗せた水と果実をおずおずと差し出した。


「シャンクスさん……大丈夫ですか? お水、ここに置いておきますね」

「……あぁ、悪いな、……。お前は、天使だ……」


シャンクスは顔を上げることすらできず、掠れた声で礼を言う。
その様子はいつもの陽気なお頭そのものだった。

医務室での、あの熱に浮かされたような二人だけの時間。
彼の猛々しい質量を掌で転がし喉の奥まで受け止めた、あの淫らな密室。

それがまるで遠い幻だったかのように、シャンクスは以前と同じ、ただの「世話の焼ける船長」に戻っていた。




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