緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第10章 花の誘惑
「今までも……この島にやってきて、あの巨大な花の毒に犯された女たちが……ここに解毒薬を求めてやってくるたびに……その、味見を、していたんだ……っ」
「……味見、だと?」
「ひぃっ! そうだ! 解毒薬と一緒に強力な睡眠薬を打てば、女たちは何も知らずに眠る……。あとは、治療と称して、俺と弟の二人で好き勝手に犯して、精液を注ぎ込んで楽しんでいた……っ! 終わった後は、何事もなかったかのように証拠を隠滅して帰していたんだ……!」
隣で弟も「本当だ! 俺たちはただ、この島に迷い込んだ美味い獲物をちょっと突ついてただけなんだ! 頼む、助けてくれ!!」と、床に額を何度も擦り付けて命乞いを始めた。
男たちの口から淀みなく溢れ出た最悪の真実。
医者への信頼を悪用し、今までどれほどの女たちが眠らされている間にこの兄弟の玩具にされ、白濁まみれに汚されてきたのか。
そのおぞましい余罪の数々に、シャンクスは刀を握る手にさらに青筋を立て、兄弟を冷酷に見下ろす。
「医者への信頼をこれでもかと踏み躙って、よくもまあ、こんなおぞましい事を平気で続けてこられたもんだ」
「ひっ、あ、赤髪……頼む、命だけは……っ!」
「今更命乞いか?海賊のモノに手を出したらどうなるか、その身をもって知るがいい」
シャンクスが容赦なく剣を振り上げたその時、絶望に顔を歪めた医者が床に這いつくばったまま、狂ったように叫び声を上げた。
「ま、待て! 待ってくれ! まだあの女に打った薬の効き目を確認してないのに、俺たちを殺していいのか!?」
「……何だと?」
シャンクスの手が、わずかに止まる。
「そ、そうだ! あの薬は俺が特別に調合したもんだ! まだちゃんと解毒出来てねェかもしれないんだぞ!それでもいいのか!?」
男は生き延びために、必死の形相で脅しをかけてきた。
シャンクスとしても、確かにが実際に目を覚ますまでは、彼女の身体が今どんな状態なのか正確には分からない。
ここでコイツらを細切れにするのは容易いが、もし万が一にでも彼女の身に何かが起きれば取り返しがつかない。
「……チッ、どこまでも姑息な野郎どもだ」
シャンクスは忌々しげに舌打ちをすると、剣の柄で二人の脳天を容赦なく殴りつけた。