緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第2章 落日の蜜、始まりの鐘
男が彼女の首筋に鼻を近づけ、深く息を吸い込んだ。
恐怖の感情に呼応するように、の意思とは無関係に、肌から濃厚な「蜜」の香りが溢れ出す。
「……ッ! なんだこれ、さっきよりずっと甘ェ匂いになりやがった!」
「おい、こいつ例の『実』の能力者じゃねェか? 伝説の……」
男たちの瞳に、嗜虐的で卑猥な光が宿った。
数ヶ月前のあの地獄。
自分を『蜜壺』として扱った男たちと同じ、濁った欲望。
「………やだ、放して……っ! シャンクスさん! ルフィ君!!」
「騒ぐんじゃねェよ、」
抵抗する彼女の口を汚い手で塞ぎ、男たちは山中へ彼女を引きずり込んでいく。
「運がいいぜ。ボスへの最高の土産だ。アジトでじっくり、その蜜を絞り出してやろうじゃねェか」
遠ざかっていく村の喧騒。
の手にあった買い物袋が地面に落ち、中に入っていた果実が虚しく転がった。