緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第10章 花の誘惑
「おう、ベック。こんな早朝に何の用だ?」
ベックマンは部屋の中から漂ってくる濃厚な精液の匂いと、甘く卑猥な花の香りに一瞬だけ眉をひそめた。
そして、布団の膨らみと髪を少し乱したシャンクスの姿を見て、全てを察したように深いため息をついた。
「おい、またあいつの意識が飛ぶまで抱き潰したのか? 少しは加減ってものを覚えろ、お頭」
呆れたようなベックマンの小言に、シャンクスは降参するように片手を上げて、バツが悪そうに笑った。
「おいおい、人聞きが悪いな。今回は、あいつの方が離してくれなかったんだよ」
「あいつが? 冗談を言うな。いつもお前が連れ回して無理やりハメ狂ってるのを見てる身としては、にわかには信じられねェな」
ベックマンはいつもシャンクスの猛烈な性欲に翻弄されているの姿を知っているだけに、訝しげな視線をシャンクスに向ける。
「いや、本当なんだって。森で巨大な花の植物に捕まっちまってよ……。そのクソ植物に全身を犯されて、ナカに妙な媚薬の液体をたっぷり注がれちまったらしいんだ。その影響で、身体が疼いちまって、俺のを強請る身体にされちまってさ〜」
シャンクスが少し声を潜めて事情を話すと、ベックマンは目を見開いて驚き、それから合点がいったように納得の表情を浮かべた。
「なるほどな……。この甘ったるい匂いはそういうことか。あの森の植物の毒か」
「ああ。胸から母乳まで出るようにされててよォ、俺もさすがに驚いたぜ。でも、お陰であいつもずっと蕩けっぱなしでさ。おねだりが凄すぎて、俺の腰も止まらなかったんだよ」
少し嬉しそうに語るお頭に、ベックマンは再び呆れたように苦言を呈した。
「お頭がついていながら、あいつをそんな目に遭わせるとはな。……まあ、お前がその後に嬉々として処理したんだろうが、少しは反省しろ」
「あはは、面目ねェ。でも、植物の毒は俺が全部ナカから俺の精液で洗い流して、風呂でも綺麗にしたから大丈夫だ!」
「……お頭のが一番タチが悪い気がするがな。まあいい、とりあえず今はゆっくり休ませてやれ。起きたら街の医者にでも診せろ」
「ああ、そうするよ」
「じゃあな、お頭」
ベックマンが踵を返して去っていくのを見届け、シャンクスは静かに扉を閉めた。