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緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】

第10章 花の誘惑


「ほう……! そこまで言うなんて、一体どんな味の蜜なんだい? いやぁ、職人としてどんな味がするのか気になって仕方がねェな!」


「味見なんかさせねェよ! まぁ、俺専用の極上の蜜だからな!」



シャンクスは店主を牽制するように笑うと、を自慢げにぎゅっと抱きしめた。



周りの視線と店主の純粋すぎる好奇心、そしてシャンクスの独占欲にはもう羞恥心で倒れそうだった。



「――っ!私、疲れたので、先に船に帰って寝ますっ!!」



堪り兼ねたはシャンクスの腕を強引にすり抜けると、勢いよく席を立ち上がった。



「おいおい、待てよ! 怒るなって、俺も一緒に――」



当然のようについてこようとするシャンクスに、は振り返り彼を制した。



「シャンクスさんは残ってください! いつも夜通しで宴会するじゃないですか。せっかくのグランドライン最初の島なんですから、みんなと朝まで飲んでいればいいんです!」



それは彼女なりの、これ以上の追撃を防ぐための提案だった。
しかし、シャンクスは立ち上がったままふっと悪戯な笑みを消して距離を詰めると、周囲の喧騒にかき消されるような低い声で、の耳元に唇を寄せた。



「……残れるわけねェだろ」


「え……?」



耳に吹きかけられる熱い吐息に、の身体がビクリと強張る。



「航海中、ずっとベックたちの目を気にして、どれだけ我慢してたと思ってんだ? ……そろそろ俺も限界なんだよ。島に着いたんだ、今夜はお前を、動けなくなるまでめちゃくちゃに抱きたい」


「――っ!」



昼間のセクシーな服やエロい下着を買った本当の理由。
そして、彼の瞳の奥にギラギラと灯る獣のような情欲。
その本音をぶちまけられ、は心臓が口から飛び出そうなほど顔を赤くした。



「ほら、帰るぞ」



今度は拒絶を許さない力強さで、シャンクスに大きな手を恋人繋ぎでギュッと握り締められる。
背後からはベックマンの「おい、お頭。手加減を忘れるなよ」という呆れた声が聞こえた気がしたが、今のシャンクスにはもうそのブレーキすら効きそうにない。


は彼の熱い体温に引かれるまま、レッド・フォース号へと連れ帰られるのだった。



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