緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第10章 花の誘惑
ひとまず大量の買い物袋を置きに、二人は一度レッド・フォース号へと戻った。
タラップを上がるとまだ顔を赤くしているを見て、甲板で休んでいたクルーが不思議そうに声をかけてくる。
「おぅ、お嬢。おかえり……って、なんだその顔。またお頭に何か変なこと言われたのか?」
「えっ!? あ、いえ、その、何でもないんです……! ちょっと、お買い物が楽しくて、暑くなっちゃって……」
必死に言葉を濁すだったが、その隣で荷物をドサッと置いたシャンクスが、これ以上ないほど意地悪で嬉しそうな顔をして爆弾を落とした。
「ガハハ! 聞いてくれよ野郎ども! 俺が選んでやったとびきりエッチな下着に、こいつ恥ずかしがっちまってよぉ!」
「ちょっと、シャンクスさんっっ!?」
甲板に響き渡る大声のせいで、居合わせたクルーたちの視線が一斉に集中する。
「おいおい、お頭またやりやがったな!」
「どんなドエロい下着買ったんだよ!」
とニヤニヤ笑う仲間の前で、の恥ずかしさはついに限界を迎えた。
「――っ、シャンクスさんのバカ!!」
涙目で叫ぶとはシャンクスの足を踏んづけ、そのまま自室へと猛ダッシュで逃げ込んでしまった。
バタン!と大きな音を立てて扉が閉まる。
「ぶふっ! 痛ェ……、あははは! 怒らせちまったか」
足を押さえながら笑うシャンクスに、ベックマンが「デリカシーって言葉を知らねェのか、この絶倫バカは」と呆れたようにため息をつく。
さすがに少し反省したのかシャンクスは逃げ込んだ彼女の部屋へ向かうと、の扉をトントンと優しく叩いた。