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緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】

第10章 花の誘惑



「ん! これ、すっごく甘くて美味しいです! それに凄くいい香り……ほんのり薔薇の香りがして……」


「お、本当だ。美味ェな! ……だけど、俺にはちょっと甘すぎるな! すみません、こっちの『花蜜地酒』ってのも一杯くれ!」


「もう、シャンクスさんはすぐお酒なんだから」


「ガハハ、しょうがねェだろ!どんな酒か気になるしな!ほら、、あっちの屋台じゃ花の焼き菓子売ってるぞ。食うだろ?」


「あ、食べたいです!」


美味しいものを食べ歩き、お菓子の甘さと花の香りに酔いしれる。
いつもならどこへ行っても注目の的になるシャンクスも、この優しい春島の空気の中ではただの「彼女に甘い恋人」の顔をして、との初めてのグランドラインのデートを心から楽しんでいるようだった。









「わあ……! このワンピース、裾の刺繍がすごく凝ってる……。この髪飾りも可愛い!」



春島ならではの淡いピンクやパステルカラーの服、そして花をモチーフにした小物が並ぶ店内で、は少女のように目を輝かせていた。



他ではなかなか見かけない洗練されたデザインばかりだ。
それを見たシャンクスは嬉しそうに鼻を鳴らした。



「お、いいなそれ! ほら、これもあれも試着してみろよ。絶対に似合うぜ!」



手当たり次第にラックから服を引っ掴み、を試着室へと押し込む。
カーテンが開くたび、シャンクスは「おぉ……!」「めちゃくちゃ可愛いじゃねェか!」と大興奮し、挙句の果てには店員に向かって「よし、ここからここまで全部くれ!」とお金を叩きつけようとした。



「待って、待ってくださいシャンクスさん! 私の身体は一つしかありません! こんなにたくさん着回せませんから……!」


「えー? いいじゃねェか、似合ってたし、全部買ってやるよ」


「ダメです! ちゃんと着る分だけに絞ります!」



結局、によってほとんどの服が元のラックへと戻されていく。


シャンクスは「せっかく似合ってたのによぉ……」と、子供のように唇を尖らせて不服そうにその様子を眺めていた。




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