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緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】

第7章 毒と蜜の独白


やがて、狂おしいほどの情欲の余韻がゆっくりと引いていく。
それと同時に、薬の反動と疲労が、急激に二人の意識を奪い始めた。
隠し事をすべて曝け出した後の、清々しく、そして逃れられないほど重苦しい幸福感。


「……ん……シャンクス、さん……っ」


「……あぁ、ここにいる。……寝ろ。朝まで……ずっとこうしててやるからな……」


絡み合った指先、混ざり合う吐息。
二人は互いの体温を唯一の繋ぎ止めとして、深い、深い眠りの淵へと、吸い込まれるように落ちていった。







窓の外から差し込む鋭い朝陽が、嵐のようだった昨夜の終わりを告げていた。
先に目を覚ましたは、全身を襲う激しい倦怠感と、股に残る重い違和感に顔をしかめた。
だが、意識がはっきりするにつれ、昨夜交わした「告白」の数々が脳裏をよぎり、火が出るほど顔が熱くなる。



(……私、なんてこと言っちゃったの……っ)



シャンクスが自分に対して抱いていた、暗く、激しい執着。
それを知ることができた歓喜と同じくらい、自分自身の「指で自分を慰めていた」だの「気持ちよすぎて訳がわからない」だのといった痴態をさらけ出した恥ずかしさが、今さら波のように押し寄せてくる。


隣では、赤髪の船長がまだ泥のように眠っていた。
その逞しい右腕が、無意識に彼女の腰を抱き寄せている。


「……ん、んん……」


不意にシャンクスの眉間に皺が寄り、低い唸り声が漏れた。
彼が目を覚ます気配を察し、は咄嗟にシーツを頭まで被り、芋虫のように丸まって隠れた。

今、彼の顔をまともに見る勇気など欠片もなかった。


「……っ、ぐ、あぁ……ッ!!」


だが、聞こえてきたのは、いつものような余裕たっぷりの朝の挨拶ではなかった。


「……なんだ、この頭痛……。頭が……割れそうだ……っ」


シーツの隙間から覗き見ると、シャンクスは右腕で顔を覆い、苦悶の表情でベッドに突っ伏していた。
酷い二日酔い、それ以上の、何かに脳を直接かき回されているような激しい痛みに襲われているようだ。


「……しゃ、シャンクスさん!? 大丈夫ですか……っ?」


恥ずかしさも忘れ、はシーツから這い出して彼の背中に手を添えた。


肌が触れると、彼はびくりと肩を揺らし、充血した瞳をゆっくりと開いた。




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