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緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】

第7章 毒と蜜の独白


「よし、野郎ども! 冷やかしは終わりだ! 上陸して宴の準備だ!!」


お頭の号令一つで、船上は再び活気に包まれる。
赤く染まった頬がなかなか戻らないを連れて、シャンクスは意気揚々と島へと足を踏み出した。






上陸した島の喧騒は、レッド・フォース号の甲板とはまた違う熱を帯びていた。
貸し切られた酒場には、赤髪海賊団の野郎どもの笑い声と、派手な衣装を纏った街の女たちの嬌声が入り混じっている。
テーブルには溢れんばかりの酒と料理が並び、クルーたちは久々の「華」がある宴に酔いしれていた。


「お頭! こっちの姉ちゃんがお頭と飲みたがってるぜ!」


ヤソップが冷やかし半分に声をかけるが、シャンクスは片手に大ジョッキを持ったまま、鼻で笑ってあしらう。


「悪いな、俺の隣はもう埋まってんだ」


シャンクスの隣には、当然のようにが座らされていた。
彼は他の女たちには目もくれず、酒を持ちながらも右腕を彼女の腰に回し、時折その肩に顎を乗せては愉しげに酒を煽っている。
面白くないのは、この街で一番の稼ぎ頭を自負する女たちだ。

船長という最高の獲物を仕留めようと、香水の香りを振り撒きながら次々と近寄ってくるが、シャンクスはその度に冷ややかな笑みで彼女たちを遠ざけた。


「悪いが、俺の口に合うのはこいつだけなんだよ」


その一言で、女たちは早々に諦めて退散していった。
シャンクスの瞳に宿る、に対する異常なまでの執着と独占欲を、本能で感じ取ったからだ。


酒宴が最高潮に達した頃、シャンクスは不意に酒を置き、の耳元に顔を寄せた。


「……おい、。そろそろ限界だ」


熱い吐息が耳朶を焼き、彼女の肩が小さく跳ねる。


「……え、シャンクスさん……? まだ皆さん、飲んでますよ……っ」



「知るか。……もうお前を抱きたくて、気が狂いそうだ。船までなんて待てねェ」



シャンクスは彼女の返事を待たず、右腕一本でその腰を引き寄せると、店の主人を呼んで二階の奥にある備え付けの部屋を強引に借り受けた。



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