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SixTONES 短編集

第10章 本当に欲しかったのは*💙


付き合うって言ったら、たぶんあいつは真剣になる。
未来の話とか将来とか今は背負えない。
でも呼んだら来る関係なら俺が欲しいときに隣にいる。
寂しい夜も疲れてる夜も、ちょうどいい距離じゃん?
ずるいのはわかってるよ?でも手放せるほど俺強くねぇから。
“好き”は本当、でも深く踏み込めない。
だから夜に呼ぶ。昼間じゃない、堂々とじゃない。名前がいらない時間に。
それなら失う怖さを考えなくていいから。

ソファでスマホ見ながら待ってるとインターホンが鳴る。
深呼吸して余裕の表情を準備する。

––ちゃんと来るじゃん。

ドアが開く瞬間いつも少しだけ思う。
いつか言えんのかな。好きだって。
今日こそ言う?
いや。まだいい、まだこのままで。
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