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SixTONES 短編集

第4章 ないものねだり*💙


最初は一回きりのつもりだった。
酔った勢いで、“何もなかったことにできる関係”のはずだった。
でも呼ばれれば行って、帰りはタクシーで「気をつけて」の一言で終わる。
それを何度も繰り返してる。

キスも触れ方も全部知ってるのに、この関係の名前だけ知らない。

「今日も終電ないよ」

囁かれて目を閉じる。断れるタイミングは何度もあったのに。

「……うん」

返事をした瞬間、抱きしめられる力が強くなる。
私の気持ちをわかってるくせに。それが一番ずるい。
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