第15章 好きになっていく*💙
買い物を済ませて、車に乗り込む。
エンジンかけながら、ふと思った。
「てかさ俺、今わりとやばいことしてる?彼氏持ちの子、夜中に車で送るって。いやマジで下心とかじゃなくて、普通に心配なだけなんだけどね」
「ふふ、大丈夫。ちゃんとわかってるよ」
少しだけ間が空いて衝撃の言葉が聞こえた。
「それと今は彼氏いないよ」
「……は?」
「この前、振られちゃった。さみしいとか言ってたら、うざかったみたい」
「……はぁ?いや、あいつマジで見る目なさすぎだろ」
思わず小さく舌打ちした。
「そんなことで手放すとか普通にありえねぇんだけど。…なぁ」
「うん?」
「今日さ、無理に一人でいんのしんどくね?……俺んとこ来る?」
またやばいこと言ったかもって思ってすぐに続ける。
「いや、変な意味じゃなくてね?普通に誰かいた方がいいだろうし嫌なら全然断っていいから」
「……行く」
「え」
「今は……樹くんといたい」
「……そっか。じゃ、決まりね」