第4章 アフレッタンドに駆り立てられる【もう一度〜死滅回游について】
『悠仁には乙骨か星也、もしくは この女の協力が必要不可欠だろう。加茂 憲倫……羂索がここを狙って来るなら尚更だ。ヤツの命を断つことが、弟たちの救済だからな』
「アタシはまだ天元と話し足りなくてね。いいかな? 星也君、乙骨君」
声を掛けられた星也と乙骨が頷く。
「はい! 僕はもう皆と離れたくないので‼︎」
「僕は元より残るつもりはありません。結局……全ては僕たちが十二年前に任務を失敗したことが起因している。津美紀が巻き込まれたのも僕のせいだ――すまない」
星也が伏黒と詞織を振り返って頭を下げた。けれど、二人は互いに顔を見合わせ、揃って首を振り、謝罪は不要だと示す。
『ありがとう』
話が纏まり、天元が空中にズズ…と手を差し入れ、キューブ状の物を取り出した。
『……これが、五条 悟の解放……そのために必要な【獄門疆「裏」】だ』
「『裏』⁉︎」
「初耳だね」
伏黒が驚きに声を上げ、九十九が静かに説明を求める。
「裏門ってこと?」
虎杖が尋ねてみると、『そうなるね』と天元は頷いた。
『羂索に見つかる前、【獄門疆】は私の結界の外……恐らく海外にあった。この「裏」を封印することで「表」の気配を抑えていたんだが、無駄だったみたいだね』
そこで一息吐き、天元は驚愕の事実を告げる。
『――この「裏」の中にも、五条 悟は封印されている』
「え⁉︎ じゃあ、これを開ければ……!」
五条の封印を解くことができる。全て解決したも同然ではないか。
しかし、そう簡単に事が運ぶわけもなく、天元は首を振った。