第4章 アフレッタンドに駆り立てられる【もう一度〜死滅回游について】
『だが、これだけの儀式を成立させるために、羂索自身も“縛り”を負っているはずだ』
その一つとして、【死滅回游】の管理者は羂索ではないことが挙げられる。
「それじゃ……羂索を倒せても、【死滅回游】は終わらせられない……」
『そうだ。君たちにとっては不利に働くな』
詞織に頷き、天元は一堂へ視線を向けた。
『泳者が全員 死ぬか、泳者が全員 参加を拒否して死ぬか。それまで【死滅回游】は終わらない。【死滅回游】の総則にある“永続”は、あくまで儀式を中断させないための保険だよ』
「……となると……」
「あぁ、そうだね」
「わたしもそれしかないと思う」
焦りを滲ませる伏黒に、星也と詞織が同意を示す。虎杖がついて行けずに首を傾げると乙骨が「つまりね」と教えてくれた。
6.泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点(ポイント)を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則(ルール)を一つ追加できる。
「僕らも【死滅回游】に参加して、津美紀さんやゲームに消極的な人が回游から抜けるルールを追加するしかない」
「五条先生の解放も並行しよう。あの人がいれば、僕たちだけで動くより早く片づく」
星也の提案に、「確かに」と虎杖は天元へ呼びかけるが首を横に振られてしまった。
『その前に、誰が残るか決めてくれ』
「――私が残ろう」
「――俺が残ろう」
名乗り出たのは九十九と脹相だった。