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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第3章 胸を突き刺すドロローソ【執行~あの場所】


「昔から、詞織以外の女に興味ありません」

「へ……っ⁉︎」

「ほぅ」

「へぇ」

 九十九と真希が再びニヤつく。

 詞織はといえば、気恥ずかしさから夜色の瞳を揺らして顔を真っ赤にした、心臓を鷲掴みにされそうなほど破壊力抜群の表情で俯いていた。

「もういいですか」

 誰にも詞織を見られたくなくて、伏黒は彼女の腕を引っ張り、今度こそ その場を後にする。

「星也さんたちに会う前に、顔 戻しとけよ」

「戻す?」

 首を傾げる詞織に立ち止まり、同じく足を止めた詞織の頬に触れた。そこは火傷しそうなほど熱を持っている。

「顔が赤いって言ってんだよ。目もちょっと潤んでる。いつものヤツに戻しとけ」

「……メグが恥ずかしいこと言うからなのに」

 何も変なこと言ってないだろ。

 そう思ってると、パンパンッと軽く頬を張り、気を引き締めた。そして、深く息を吐き出す。

「ん、行こ」

 先を促す詞織に「あぁ」と頷き、伏黒たちは星也と乙骨が待つ場所へ急いだ。

* * *

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