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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中

第21章 声にならないラメントーソ【熟む/膿む】


「はっ! はっ! く……っ!」

「兄さま!」

「星也さん!」



「――来るな‼︎」



 鋭い叫びに、伏黒と詞織の動きが止まった。

『クックッ……なるほど。伏黒 恵が俺に狙われていると知って、身代わりの術式でも仕込んでいたか』

 身代わりの術式⁉︎ そんなもの――……。


 ――「自分が何をしたか分かっているね? なら、歯を食いしばって」


 ――「……生きてる……無事でよかった……!」


 まさか、あのときに……⁉︎


 渋谷で星也に抱きしめられたことを思い出し、伏黒は目を見開いた。


「……【この身の内に、宿し……諸々の禍事、罪穢れ、あらんをば……祓い給(たも)う、清め給(たも)うと……天津祝詞の太祝詞を……宣(の)らん……】」


『まだ耐えるか。その身に俺ごと封じるつもりだな。相変わらず魅せてくれるな、神ノ原 星也』

 突き放すように伏黒を解放し、宿儺がゆったりとした足取りで星也に近づく。

「待て! オマエの狙いは俺だろ! 星也さんは……!」

『ククッ……健気なことだな、伏黒 恵。だが、元よりオマエでも、コイツでも構わん』

 そう言って、宿儺は星也の首を掴み、無理やり視線を合わせる。

「兄さま……!」

 詞織の叫びが震える空気を打った。
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