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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中

第21章 声にならないラメントーソ【熟む/膿む】


『さて――』

 一頻り笑った宿儺の紅い瞳が伏黒と星也を見比べるように行き来する。


「【合成天将――】」


「【布留部由良由良――】」



『選ぶなら――オマエの方が狙い目だな、伏黒 恵』



 気がつけば、掌印を押さえつけるように解かれた。

「メグを離して……!」

『そこで見ていろ』

 駆け寄ろうとした詞織に指を突きつけ、宿儺が一睨みする。怯んだ詞織を呼ぼうとして、顎を掴まれた。

「がっ……⁉︎」

「恵!」

 星也に呼ばれたが、とても応えることなどできない。


 そして――。


 強引に開かされた口の中に、何かが突っ込まれた。それが、先ほど宿儺が引きちぎった指だと分かり、吐き気が込み上げる。

 だが、無理やり口を押さえつけられた伏黒は、宿儺の指を強制的に嚥下させられた。

 ドクンッと身体が急速に熱を持ち、立っていられず膝を折る。

「メグ……っ!」

「う、ぁ……っ!」

 身体が燃えるように熱い。

 皮膚の下を這う不快感に、身体中を掻きむしりたい衝動に駆られる。

 だが、その熱も不快感も……どういうわけか少しずつ引いていった。そんな伏黒の様子に、宿儺も怪訝な表情をしている。

「……なん、だ……?」

「メグ! 大丈夫なの⁉︎」

 詞織の呼びかけに、伏黒は戸惑いながらも「あぁ」と返した。

 不意に――トサッと音が聞こえ、伏黒は詞織とそちらに目を向ける。そこでは、星也が膝をついて苦痛の声を漏らしていた。
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