夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中
第17章 背負う重さのデチーゾ【間話】
「真依、念の為に聞くが――お前は垂水のやったことに同意したわけじゃないよな?」
「同意も拒否もできないわよ。なんせ、垂水先輩が術式を使ったとき、あたしはもう死んでたんだもの。本当、なんでこんなことしたの? 術式も使えないから、呪霊から身も守れないんだけど」
視線をくれる真依に、垂水は何を言うことなく黙る。
この棘のある言い方――間違いなく真依だな。生前と変わらない。
――垂水の術式で、真依を蘇生させた。
いや、蘇生なんて綺麗な言い方をしてはいけないな。
術式で分けていた垂水の魂の一部を真依に譲渡し、死んだ身体を無理やり動かしているに過ぎない。
感情などあるはずもなく、考えて喋っているように見えるが、これは真依の身体に刻まれた記憶がそれらしく振る舞っているだけ。
「でも、信じられません……本当に生きてるみたいだ……」
「そういう言い方されるのは不愉快なんだけど」
真依が顔を顰める様子に、順平が「すみません」と慌てて謝罪した。
「……過ぎたことは言っても仕方がないな。垂水、これだけのこれだけの規模の術式だ。ノーリスクってわけじゃないだろ」
家入の問いに、垂水は一度 真依を見ると、その視線を落とす。