夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中
第16章 束の間 奏でるクリシェ【仇名/直接会談】
「……どれくらい寝てた?」
「二日。今、十四日の夜」
二日も寝てたのか。
くそ、今 どんな状況だ?
そこへ、数名の足音がバタバタとやってくる。
「よぉー、伏黒! おはよー! もう夜だけど‼︎」
「起きたか、少年!」
寝起きで痛む頭に虎杖と髙羽の大声が響き、伏黒は頭を押さえた。
「悠仁、髙羽さん。少し静かに」
気を遣ってくれたのか。まだ騒ぎそうな虎杖と髙羽を星也が止める。後ろには先ほどの羽の生えた女がいた。
詞織も星也も何も言わないから、敵ではないのだろう。
それより……。
「星也さん、なんでここに……第2結界にいるはずじゃ……」
「恵。まずは無事でよかった。聞きたいことはたくさんあるだろうけど、先にシャワーを浴びて、軽く何か食べるといい。その後 話そう」
膝を折って、星也が視線を合わせてくれる。彼の穏やかな声音に、強張っていた身体の力が抜けた。
「……と、その前に。すまないが、三人にしてくれないか?」
突然、振り返った星也が虎杖たちに声をかける。首を傾げつつも、三人は互いに顔を見合わせ、リビングルームへと移動して行った。