夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中
第15章 わずかに見えてきたスペランド
「ほら、詞織。行きますよ」
「ん」
華が引っ張るように詞織の腕を引いて先を進む。
「来栖って面倒見いいんだな」
「詞織君は末っ子気質が出ているようだ」
髙羽と顔を見合わせ、「うん」と互いに頷いた。
ホテルの隣のスーパーにやって来ると、昨日 ベッドを運んでくれた三人組と出くわす。
「あ、オマエら昨日の!」
「あ! 星也さんと一緒にいた!」
当然のようにそわそわし出した三人組が、虎杖へ視線を戻した。
「おい、星也さんはいないかよ」
「いねぇよ。星也さんは部屋だ」
眉をギュッと寄せて睨んでくる男たちにそう返すと、彼らは揃って舌打ちする。
「ここの商品は書いてる値段の八割増しだ」
「ぼったくりじゃん! 遊園地の自販機並み!」
「当然だろ。ここは俺たちのシマで、ここの商品も全部 俺らのだ。分けてもらえるだけありがたいと思え」
昨日「好きに使ってくれ」と言ってただろ。
「ちなみに、星也さんが一緒だったら?」
「好きに持ってけ」
エコ贔屓が過ぎる!