夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中
第15章 わずかに見えてきたスペランド
「『冷たい』は『さめた』、そこに鮫の英語の『Shark』を掛けたのか。よくできてる」
「真顔で解説すんのやめて――ッ!」
髙羽が顔を赤くして羞恥に悶えた。
これは……手強いぞ。
だが、星也がどういうタイミングだと笑うのかは気になる。
「星也さん、最近なんか楽しいことあった?」
「楽しいこと?」
「そうそう。笑っちゃうくらい楽しいこと」
「あまり意識したことはないが……」
虎杖の突然の質問に、星也が考え込んだ。そんな考えないと出てこないの?
「……あぁ。姉さんから この写真が送られてきたときは、微笑ましい気持ちになったかな」
微笑ましい……って、笑っちゃうくらいってこと?
星也がスマホを取り出して見せてくれる。そこには、談話室でうたた寝をしている伏黒と詞織の写真が表示されていた。
「これを見たこと、詞織と恵には内緒だよ」
しー…と星也は口元に人差し指を当てる。そんな彼の表情は、口角が上がっており、目元も柔らかく細められていた。
「よし、星也君! 次のネタだ‼︎」
コクリと頷いた虎杖の後ろで、髙羽が仰け反るようなポーズをとる。
「見よ! 渾身の――……ッ‼︎」
その後、髙羽は星也から爆笑をとれずに部屋の隅で意気消沈した。
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