• テキストサイズ

夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中

第15章 わずかに見えてきたスペランド


「おいおい、誰だぁ? ここはオレたちの拠点だぜ」

「ここら一帯は俺らが仕切ってる。残念だが他を当たりな」

 ニヤニヤと脅してくる男たちが、一人、また一人と星也たちを囲んだ。

「…………」

「ちっ、そこ退け!」

 詞織が黙って短剣型の呪具を構え、虎杖が拳に呪力を纏わせる。

「助太刀しよう」

「星也の道を塞ぐつもりなら容赦しませんよ」

 変態男と華も、集まる泳者に迎撃の構えを見せた。それに対して星也は、伏黒を抱く手に力を込める。


「―― “全員 下がれ”」


 短く言うと、詞織たちの視線が星也に集まった。それに構わず、星也は自分たちを取り囲む泳者たちを冷めた視線で睨みつけ、呪力を滾らせる。


「急いでいるんだ―― “この拠点を明け渡せ”」


 星也の呪力に反応して、空気がビリビリと震えた。

 同時に【青龍】と【太裳】が、主人である星也の意志に従い、攻撃の構えを見せる。

 焦りで乱暴な言葉が口から出た。いつもとは違う星也の圧倒的な気配に、詞織や虎杖たちまで息を呑む。取り囲む泳者たちが数名 失神した。

 グッと奥歯を噛み締めながらも震えているのは、このグループのリーダーか。

「出て行けとは言わない。休ませたい人がいる。部屋を二つ空けてくれれば それでいい」

「くっ……分かった。用意させる」

 手下に指示を出す男を確認し、星也はホテルの中へ入った。

* * *

/ 399ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp