夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】
第11章 アディラートに奮い立つ【東京第1結界】
「メグ!」
「詞織! ……と、誰だ?」
右半身が裸という変態じみた格好の男に、伏黒は思わず眉を寄せる。
「まさか、本当に勘頼りで辿り着くとは。無事 仲間と合流できてよかったな、詞織君」
「三歩 下がって」
距離を詰めようとする男に詞織が珍しく拒絶を示した。
「コガネ、アイツは?」
『あいよ』
《髙羽 史彦》
得点:000 変更:00回
滞留結界:東京第1
得点なしの泳者。なんで詞織と一緒に……?
「詞織君のお友達だろう。助太刀しよう。御年 三十五歳。面(ツラ)を拝めば相手が悪かどうかくらい分か……」
ジッと髙羽がこちらを見てくる。
「何だ?」
「君もなかなか悪い顔をしているな! まぁいい! 詞織君の友達だ。そこは愛嬌としておこう」
どこ目線で喋ってんだよ、アンタ。
「メグ、髙羽と喋るときはあんまり考えない方がいい。とりあえず、変な格好だし 言うことも変だし、テンションも最悪だけど……まぁ、味方で大丈夫」
「オマエが言うなら そうなんだろ」
詞織の勘に根拠はいらない。そんなものがなくても信用している。