• テキストサイズ

夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】

第9章 そして始まるアンシオーソ【結界/東京第1結界】


「日車 寛見の居場所は?」

「何? その弁護士先生に恨みでもあるわけ?」

「質問してるのは こっち」

 グッと切っ先を喉元に食い込ませて脅してやると、「分かった 分かった」と剣持は両手を挙げて降参の意を示した。

「ヤツのことは知ってるけど、居場所までは知らない」

「だったら、もう用はない」

 剣の切っ先を高く持ち上げる。

「ま、待て! 探すのを手伝う! だから……っ!」

「人を殺すなら、殺される覚悟くらいしておいた方がいい。もう遅いけど」

 恐怖に顔を歪ませる剣持に、詞織は微かに眉を寄せた。

 殺せば5点――津美紀を助ける。


 ――「詞織、大丈夫。怖くないよ。詞織が安心できるまで、私が隣にいるから」


 ――「悪いことを悪いって言える詞織は すごいと思う。でも、勇気と無茶は違うの。無茶をして詞織が傷つけば、私も恵も、星也さんも星良さんも傷つくんだよ」


 ――「詞織は私にとって妹だもの。だから、心配くらいさせて」


 ドッと剣持の心臓に刃を突き立てる。


『5点が追加されました』


 コガネのアナウンスに、詞織は重たく息を吐き出した。膝をつき、立てた剣の柄に額を当てる。
/ 272ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp