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夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】

第8章 覚悟が回すスターホイール【熱~東京第一結界】


「得点だけ見れば、一番強い鹿紫雲と俺がやんのが順当だろ。パンダは鼻が利くから、星也の兄さんと合流して、必要なら“天使”探しに協力しろ。案外、もう見つけてるってこともあるが……合流して損はないはずだ」

 秤の説明に、パンダが「確かに」と同意を示す。

「乙骨からも星也の兄さんからも連絡ねぇってことは、結界の中じゃ携帯は使えねぇ。外の状況を把握できる奴はいた方がいい」

「はぁい」

 不満そうにしながらも、綺羅羅は返事をして了承した。そこへ、「待って」と虎杖が口を挟む。

「俺たち三人は別の方がいいかも。宿儺が……」

「うるせぇ」

「うるせぇ⁉︎」

 短く切って捨てる伏黒に、虎杖が声を上げる。

 しかし、これに関しては詞織も伏黒に同意だ。心配するなと何度も言っているのに。

「ユージ。金ちゃんの役割も、キラちゃんとパンダくんの役割も動かせない。ワガママはやめて」

「ワガママ⁉︎」

 さらに虎杖は仰反り、ギュッと眉根を寄せた。

「こっちは心配してやってんだろ!」

「いらない。必要ない」

「必要ないってことはねぇよ! オマエらに何かあったら……!」

「オマエ、毎回 言うつもりか? 面倒くせぇ。時間のムダだ」

 突っかかってくる虎杖に、詞織は伏黒とその心配を突っぱねた。

「宿儺は詩音でも敵わねぇだろ! 万一があったらどうすんだよ‼︎」

 確かに、虎杖は指を十五本も取り込んでいる。つまり、宿儺もそれだけ力を取り戻しているということ。

 詩音には二つの鎖があったが、今はどちらも詞織の手の中にある。けれど、それを全て解放しても、【宿儺の指】換算で十三本分。今の宿儺には勝てない。

 そんなことを考えていると、不意に意識が途切れた。

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