• テキストサイズ

夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】

第8章 覚悟が回すスターホイール【熱~東京第一結界】


『俺はコガネ! 泳者と【死滅回游】を繋ぐ窓口さ!』

 天使のような羽と悪魔のような尾を持つ 虫のような見た目の“何か”は、そう自己紹介を始めた。

「なんか さっきとキャラ違くねぇ?」

『さっきのは【死滅回游】からのアナウンス! 今は泳者 虎杖 悠仁個人に憑いてる窓口として喋ってるぜ』


 ――『各泳者に一体ずつ憑く式神――コガネ。だがコガネも、正確に言えば管理者ではなく窓口だ』


 天元が言っていたのはコレのことか、と虎杖は【薨星宮】での話を思い出す。そこへ、伏黒が「いや、おかしいだろ」と戸惑った声を上げた。

「なんで虎杖がもう泳者としてカウントされてんだ?」

「そうだよね。羂索に術式や呪物を配られた人たち以外は、結界に侵入して初めて泳者になるはず。ユージはまだ結界に近づいてすらない」

 伏黒と詞織に、「だな」と虎杖も考える。


 ――「虎杖 悠仁のように呪物を取り込ませた者――……」


 ――「私が配った呪物は千年前から私がコツコツ――……」


 ――「私と契約を交わしたのは――……」


 羂索の話を思い出しながら、虎杖は一つの可能性に思い至った。



 ――「そいつは実在した人間だよ。千年以上前の話だけどね」



 五条が教えてくれた、【両面宿儺】について。

 そうか。

「――宿儺だ」

 虎杖たちの会話についていけず、秤や綺羅羅が首を傾げている。だが、答える余裕はなかった。
/ 272ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp