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夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】

第8章 覚悟が回すスターホイール【熱~東京第一結界】


 壁に大きなクレーターを作り、腹に風穴を開けられて絶命した術師をしゃがんで眺める男がいた。

『5点が追加されました』

「ったりめぇだろ。殺したんだから」

 そう言いながら、男は苛立たしげに親指の爪を噛む。

「どいつもこいつも貧弱すぎる。四百年前の方が幾分マシだった。どこにいる、宿儺……!」

『得点が200を超えました。100点を消費して【死滅回游】にルールを追加しますか?』

 舌打ちをして立ち上がる男に、天使のような羽と悪魔のような尾を持つ虫のような式神が声を掛けた。その言葉に、男はハタと目を瞬かせる。


 ……そうか、ルール……。


 名前と、強さの基準として得点……あぁ、ルール追加すると減ってしまうのか。

 それを考えると、ルールの追加回数も必要だ。それから、どこの結界にいるのか。

「コガネ、ルール追加。全泳者の情報を開示させろ」



 ――【死滅回游 泳者】鹿紫雲 一(かしも・はじめ)



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