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夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】

第7章 彼が求めるフリオーソ【潜入/熱/きらきら星/部品】


「津美紀と星也さんに感謝だな。南十字の星の数は分かるか?」

「五つ。十字の右下にもう一つ星がある」

 上にガクルックス、下にアクルックス、右にイマイ、左にミモザ、そして、十字と交わらない右下にギナン――五つで構成される星座で、日本では沖縄や小笠原諸島で観測可能だ。

「ってことは……綺羅羅さんが持ってる星が《★Ginan》ってわけか」

「恵~、詞織~、何が何だか」

 パンダが詞織たちのいる上の階まで上がってくる。

「綺羅羅さんの術式はそれぞれに南十字の星を割り振って、適当な距離を取らせるものだと思ったんです」

 おそらく、星をつけるには対象に触れる必要がある。夕方 会ったときに、自分は綺羅羅に触れられた。星をつけられたのは そのときだろう。

 だが、伏黒も【脱兎】も綺羅羅には触れられていない。触れたのは【玉犬】だけ。そう考えると、綺羅羅が星を振っているのは物ではなく呪力。

 モニタールームの扉のような無機物には、予め第三者の呪力が込められているのだろう。

「でも、メグ。綺羅羅さんは扉に近づけて、わたしたち三人も互いに近づける」

 詞織の言葉に、伏黒は「そうだ」と頷いた。

「だから、この術式はルートの決められたスタンプラリーとか すごろくみたいなものなんだよ」

「それぞれに近づける順番があるってこと?」

 そして、同じ星同士は伏黒と【玉犬】たちのようにくっついてしまう。
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