第2章 幻術師の甘い檻:カエル帽子の下の熱
彼はあたしをベッドに押し倒すと、細い指先で丁寧に、けれど確実に服を暴いていく。
露わになった肌をなぞる彼の指は、まるで魔法をかけるように、触れられた場所から熱を広げていった。
「あ、っ……そこ、熱い……っ!」
「いいですよー、そのままミーに溺れてくださいー。……全部ミーが塗りつぶしてあげますから」
重なり合った瞬間、全身に衝撃が走る。
フランの身体は意外なほど男性的で、しなやかな筋肉が躍動していた。
「……っ! ぁ……っ!!」
内側を突き上げる熱に、あたしは彼の背中にしがみつく。
「はぁ、はぁ……っ、。……今、ミーのことしか考えてないですよねー」
彼は無表情のまま、けれど腰の動きは残酷なほどに激しく、正確に弱点を突いてくる。
何度も何度も、甘い痺れが腰から背筋を駆け抜け、視界がチカチカと火花を散らす。
「あ、ぁ……っ! フラン、フランっ……だいすき、っ……!」
「……っ、ミーも、ですよ。……一生、ミーの幻覚から醒めないでくださいねー」
彼は最後にあたしの指を絡め、逃げ場を塞ぐように強く抱きしめながら、己の全てを解き放った。
熱い余韻の中で、彼はあたしの耳たぶを優しく噛み、満足そうに微笑んだ。
「……お疲れ様でしたー。……でも、朝まで寝かせないつもりなんですけど、いいですよねー?」
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