【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第8章 ✼••┈••✼番を狩る✼••┈••✼
だから孤蘭は不安だったが、なるべく明るい声で言った。
「大丈夫だよ蓮。ちゃんと蓮が連れて来た人とまぐわって、子供産むからね…。」
そう言って蓮をぎゅっと抱き締め、彼の胸に顔を埋めた。
「…………。」
「?」
しばらくしても、抱き返してくる腕も、甘い言葉もなく。
孤蘭は不思議に思って、蓮を見上げた。
「…蓮…。」
困惑気味な声だったのは、蓮がさらに難しく眉間に皺を寄せているからだ。
孤蘭が困惑していると、蓮はゆっくりと息を吐いて言った。
「… 孤蘭…、番の男は自分で探してくるんだ…。」
「……え……?」
蓮の言葉に、孤蘭の目が点になった。
正直…。
蓮が連れて来た人間の男がいて。
寝台に寝ているその男に、またがるくらいの作業だと思っていた。
「……私が島に行って、自分で番を探してここに連れて来るの?」
どうやって???
子種を下さいって???
今まで出された蓮のどんな試験よりも、絶対合格出来ない試験だと思った。