【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第7章 ✼••┈••✼外来の番✼••┈••✼
「…ん…蘭。」
孤蘭が蘭の名前を呼ぶと、呼ばれた蘭はすぐに孤蘭を抱き上げた。
……蘭がこんな風に他の天仙から孤蘭を奪うのは珍しい。
彼の腕の中に抱かれながら、孤蘭はやはり蘭もまたおかしいと思った。
「…蘭、どうせなら一緒に…。」
そう牡丹が言いかけて、蘭は牡丹を一瞥する。
「…私は君たちのように、孤蘭を共有して楽しむ趣味はありません。」
頑なな蘭の態度に、牡丹は肩をすくめて、孤蘭を連れて行く蘭を見送った。
「…蘭、私自分で歩けるよ。」
「…私が孤蘭に触れていたいんです。」
結局ずっと蘭に抱き上げられたまま、導引宮まで辿りついた。
孤蘭を連れて行った場所は、鍛錬場ではなく…。
蘭の房中だった。
蘭は大切なモノを扱うように、孤蘭を慎重に寝台に下ろした。
「…蘭…。」
そう呟く小さな唇を、蘭は再び塞いだ。
ちゅっちゅっと口付けを繰り返しながら、蘭は孤蘭の服を剥いでいく。
細い体の線が現れると、蘭は惜しみなくその体に唇を押し付けた。