【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第7章 ✼••┈••✼外来の番✼••┈••✼
蘭は吸い込まれるように孤蘭と唇を合わせる。
牡丹が濡らした唇を自分の舌で絡めながら、何度も口付けを繰り返した。
蘭と孤蘭の甘い吐息を聞きながら、牡丹の目はどんどん細くなる。
「…僕が後で導引宮に連れて行くよ。」
せっかく自分が孤蘭をその気にさせたのに、あっさり蘭に取られて気分が悪い。
蘭が唇を離すと、もう孤蘭はトロッとした甘い顔を蘭に見せている。
その孤蘭の頬を撫でながら、蘭は牡丹に言った。
「…夜はほとんど兄上に孤蘭を取られて…、牡丹、君は兄上と一緒になって、孤蘭が幼い頃から手を付けていたそうじゃないか。」
ジロッと蘭が悲しそうに睨んで、牡丹は蘭から目を逸らした。
その部分では、他の天仙達に後ろめたさがあった。
「……それに…。」
蘭はまた孤蘭に目線を戻すと、彼女の顔を撫でて口付けをする。
「… 孤蘭は牡丹より、私の方がいいみたいです。」
自分の手の中で大人しく身を任せる孤蘭を牡丹に見せつけて、蘭は笑いながら言った。