【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第7章 ✼••┈••✼外来の番✼••┈••✼
「孤蘭の命をタオで繋ぎ寿命を伸ばすのにも何百年かかったんだ。外丹花と孤蘭のタオとの融合なんてどれほどの時間がかかるか分からない。」
牡丹の言葉に、菊花は蓮に向けていた体を牡丹に向き直した。
菊花が口を開けると、牡丹は彼の言葉を遮った。
「何より菊花。お前は孤蘭を蓮の研究室に入れたいのか?」
鋭く刺すような目線に、菊花の表情が暗くなる。
蓮の研究室がどんなものか、ここにいる全員が知っていた。
外丹花(ワイタンファ)とタオを融合し、竈神(そうしん)などを研究しているのは蓮だ。
人間が研究の過程でどうなるかも。
菊花は顔を俯かせて、それ以上何も言わなかった。
重苦しい空気の中で、再び声を出したのは蓮だった。
「…私は孤蘭に不老不死を求めていない。…たとえ短命であろうと、孤蘭が次の子供を産めばまた会える。」
蓮は少しだけ目を伏せると、顔をあげて一人一人を見て言った。
「…今回も残り少ない時間だろうから、余計なことは考えないで、孤蘭と過ごす時間を気にした方がよほどいい。」