【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第7章 ✼••┈••✼外来の番✼••┈••✼
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蓬莱(ほうらい)宮殿の中の東屋。
蓮の匂いがする池を眺めながら、美しい天仙達はそれぞれの位置に腰掛ける。
普段はそれぞれ不老不死の為の修行に明け暮れてある彼らも、この『定例会』だけは欠かさずに顔を合わせる。
「…次に島に来た人間から孤蘭の番を決める。」
そう淡々と言った蓮(リエン)の言葉に、顔を顰めたのは菊花(ジュファ)だ。
「…俺は気に入らない。家畜が孤蘭に触れるなんて虫唾が走る。」
「……次の孤蘭を産む為だ。」
18になった孤蘭は、いつその氣(タオ)が尽きてしまうか分からない。
一刻も早く、孤蘭には妊娠をしてもらわないと孤蘭の血が途絶えてしまう。
「そもそも子供を産ませる以外に方法が無いのか?孤蘭が生きるためなら血を継がせるより、孤蘭の体を俺たちと同じようにすることに専念したらいいだろ。」
菊花は納得いかずに、なお蓮に苦言を言ったが、菊花のその言葉に口を挟んだのは牡丹(ムーダン)だ。