【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第4章 ✼••┈••✼知らない間に✼••┈••✼
✼•• ┈••✼現在:牡丹の房中✼••┈••✼
孤蘭は気怠さが残る体を無理矢理目覚めさせた。
目が覚めると、そこは牡丹(ムーダン)の房中で、赤い牡丹の色の髪が肩に触れていた。
体中が気怠いのは、牡丹との房中のせいだろう。
どうやら牡丹と孤蘭は房中術で高め合う相性ではないようだ。
目を瞑っていた牡丹の瞼が薄く開いた。
目覚めて初めに入った孤蘭の姿を見て、牡丹は微笑んだ。
「… 孤蘭…、体は大丈夫だろ?」
孤蘭の頬に触れ、牡丹は顔を孤蘭に近づけた。
気遣わなくても、孤蘭が自分との房中に夢中だったのは分かっていた。
「……うん…大丈夫…。」
スリッと撫でられる牡丹の手に孤蘭は瞼を閉じた。
「…良かったよ。ずっと蓮(リエン)と孤蘭の体を慣らしていただけあった。」
「…え?」
ずっと言われていた言葉に、孤蘭はこの時初めて疑問を持った。
「ああ、孤蘭は寝てたもんね。覚えてないか…。」