【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第2章 ✼••┈••✼未成の花✼••┈••✼
(…あの時は自分で傷付けた孤蘭を見て、半狂乱になってたからな。)
蓮でも懲りることはあるのかと、桂花は思った。
桂花たちの体は傷付いてもすぐに治るので、彼らは家族の傷には随分疎かった。
だけど孤蘭だけは大切に扱う。
天仙と違って人間の孤蘭は死ぬからだ。
「36人目の孤蘭が死んで、孤蘭が産まれてからはずっと我慢してたんだろうね。」
桂花の言っていることは、あまり理解が出来なかった。
言葉では分かっている。
孤蘭はいつも生かされていた。
その体が男でも女でも。
最初は木人から孤蘭の番を見つけ、たまにタオが優れている外部の人間。
そうして孤蘭は子孫を残し続けて、今の孤蘭に至る。
全てはーーのために。
「孤蘭もやっと房中術が出来るね。」
孤蘭が産まれ落ちれば最初に出来る決まり事。
いつでも孤蘭の純潔を受け取るのは蓮でなければいけない。