• テキストサイズ

Tell My World 【ヒロアカ 爆豪勝己】

第2章 初恋は、0と1の境界線上で


「……本当に、意地悪ですね。……でも、そんなBLASTに、これ」


彼女が手元で操作すると、BLASTの視界に桜色の小さな電子チケットが浮かび上がった。



「……あ? なんだこれ」


「来週、『ツクヨミ・レルム』て大きな花火大会があるんです。それの、特別観覧席のチケット。……あなたを誘ってもいいですか?」


「…………」


「昨日の天空城は、仕事をする私の場所でした。でも、来週の花火は……ただの『私』として、あなたと一緒に見たいなって」



真っ直ぐな、けれど少しだけ不安げに揺れる瞳。
BLASTはチケットを指先で弾き、ふん、と鼻を鳴らした。



「……あそこは和風の街だろ。酒とメシは期待できそうだな」


「……それ、受けてくれるってことでいいんですか?」


「あぁ。……置いてかれたくなきゃ、遅れんじゃねぇぞ」


「ふふ、はい! 約束ですよ、BLAST」



水面に反射する光が、彼女の笑顔を優しく照らす。



祭典の終わりは、二人の新しい約束の始まりだったーー。








/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp