• テキストサイズ

Tell My World 【ヒロアカ 爆豪勝己】

第2章 初恋は、0と1の境界線上で


「――、お隣いいですか?」



不意に、鈴を転がすような声が響いた。
ピカキチが肉を口に運ぼうとした手を止め、verdeがジュースを飲み込み損ねてむせる。


そこに立っていたのは真白なレースを基調とした、清楚ながらも目を引くドレスを纏った一人の女性だった。


目元を覆う銀の仮面が、彼女の知的な瞳をミステリアスに強調している。



「……あ?」



BLASTが怪訝そうに眉を寄せた。
だが、その声の響きに一秒と経たずに彼はその正体に気づき、心臓が跳ねるのを感じた。



「……おい、テメェ……」
 

「えっ、ええっ!? BLAST、知り合い……? なにこの美人さん!」

「誰……? すごく……華がある人だけど……」


驚愕する二人に構わず、彼女は優雅に、けれど少しだけいたずらっぽく腰を折って一礼した。

そして、真っ直ぐにBLASTへ手を差し出す。




「一曲、お相手願えませんか? 」



「……っ、チッ。……あぁ、分かったよ。……おい、テメェら。俺は少し外す。そこで黙って食ってろ」


「えええええええ!?」


「…BLASTが…ダンス……!? 明日、隕石降るよ……!」



背後で絶叫する二人を置き去りにし、BLASTは彼女の細い手を取って、華やかなダンスホールの中央へと踏み出した。




/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp