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夫が子供を連れてきました【呪術廻戦 五条】

第2章 めまい



は、頼んでいた帳簿を受け取ると、いささか乱暴に五条の前にどさっと座った。

ぺらぺらと帳簿をめくり、“ここの額から…”などと、ぶつぶつ呟いているのを五条は見つめていた。


「みんなの名前と子供のことも覚えてるの?」
「もちろんです。五条家のことですから。」
「……」

そんなことを、覚えていない五条は少し気まずそうに頭を掻いた。
は、特に気にすることなく、帳簿を見続けた。
どこから2人分のこれからのお金を出そうか考えているようだった。


「悟様は呪術界のことや、任務や学校のことがあるのですからそのことまで覚えなくて大丈夫ですよ。そのための私です。外のことはお任せしますから、五条家のうちのことは私にお任せください。」
「ん…。」

「ですが、今回のことは少し驚きました。」
「あー、ごめん。」
「さすがに6.7歳を2人だけで過ごさせるのは、世間一般ありえません。」



お金があれば大丈夫だなんてことは決してない。
使用人だらけの家の中で過ごしていた五条にはあまりピンとこないのかもしれない。


「埼玉のどこの学校か後で教えてください。近くに部屋を用意します。」
「部屋?」

「今、住んでいるのは津美紀ちゃんのお母様名義でしょうか?いつ解約されるのかもわかりません。ちゃんと契約し直して住めるよう手配しましょう。あまりお二人を公にしたくないのでしたよね?」
「まぁ、そうだね。」
「なら、私と数人の使用人だけで動くようにします。私も埼玉に向かいましょう。」


「え?まじ?」
「まじですよ。」
「そこまでするの?」


「……。」


は帳簿から顔を上げ、五条を見つめた。
その視線を見た五条は、びくっとして瞬きをした。まるで怒られた犬のように。


「悟様が私を苦手と思ってらっしゃるのはわかっておりますが、子供2人だけで暮らせるはずもありません。学校にいきながら家事をしながら2人だけでさぞ苦しかったことでしょう。私が向かいます。よろしいですね?」

「あ、はい。お任せします。」

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