第2章 めまい
は2人の靴、2人の靴下、2人の服装などを見て眉を寄せた。
小さくてかかとを踏んでいる。
靴下も黒く、あまりきちんと洗えていない。
服もどことなくよれっとしていた。
「…悟様。あちらでお話ししましょうか。」
「そうだね。」
何も気にしていないのか、いつもと同じ調子の五条にはため息をつきそうになるのをぐっと我慢した。
前と同じ和室に入り、座敷机の上座に五条が座り、は向かいに座った。
いつもなら少し離れたところに座るの違い、今日は正面に座り五条と向き合っている。
「お茶だけで。あとしばらくの間この部屋には近づかないようにお願いします。」
は部屋に入る時に使用人にそう告げた。
出されたお茶をのんびりすする五条には、真剣な目で話し出した。
「6歳と7歳でしたか…?」
「そのくらいだね。」
「私が五条家に嫁ぐ前のことですので、あまりとやかく言うことではないと思ってはいるのですが…。えっと……どなたのお子様ですか?悟様にご兄弟はいらっしゃられないと把握しておりました。年齢を考えると流石に悟様のお子様では……いやでも、年上の女性と……?」
「いやいや、待ってよ。」
「今回はどのようになさるのですか?養子でしょうか。わざわざ私に会わせたいのであれば、五条家の跡取りとお考えですか?お母様はもうご了承していらっしゃる?」
「いや、待ってって。。」
「…?」
あれこれ考えながら早口で話すの顔の前で五条は手を振った。
五条家のことを1番に考えているは頭を抱えていた。
今回の2人は隠し子か何かだと考えていた。