第5章 不倫捜査の同行ヒーローが恋人だった件 爆豪/轟/???
「勝己、……ね、待って」
部屋には私の湿った声が響いていた。
勝己の腕の中で何度もキスを交わして、安心感に包まれていたはずの時間。なのに今は一方的に与えらえられているような愛撫に支配されていた。
「…ゃ、……んんっ」
何度達したかなんて覚えていない。勝己は両脚の中心に顔を埋めて滴る愛液を丁寧に舐めとっていく。部屋のライトに照らされた金色の髪がかすかに揺れるのがいやらしくて体の奥が甘く疼いた。
「…っ、ちゃう……」
少しの刺激でも体は持たなかった。舌先で転がしていた突起を吸い上げられるだけでまた体がきゅっと熱くなる。全身が大きく震えた後、浮遊感に包まれた。勝己は何も言わずに体を起こして、口元を拭う。見下ろされる鋭い視線に体の力がすっと抜けた。
「もう……いいよ」
「ん…」
そう言いながらベッドサイドの四角い袋に手を伸ばす。
「抱く時は優しくできねぇかも…」
「……うん」
艶っぽい低音に熱い視線が重なった。しんと静まり返った部屋にベッドが軋む音が響いて、私の両腕は勝己を求める。
「挿れンぞ…」
小さく頷いた後、キスから始まり、腰を抱く腕に、内側の中心に、熱が触れた。
「……んっ」
ぞくっとした感触が突き抜ける快感に体が自然と仰け反った。強い圧迫感に一瞬息が止まり、きゅっと目を閉じる。
「キツくねぇか?」
頬を包んでくれる手は熱い。目尻を撫でる指先がくすぐったい。
「泣きっぱなしだな…」
「……ごめんね」
「いい…」
勝己は小さく息を吐き、頸に唇が優しく触れる。
「かぁいいから……」
その声はシーツの擦れる音にかき消された。でも、私には確かにそう聞こえた気がした。