第25章 実家訪問編
帰宅後、あなたと母エレーネは笑顔で二人を迎える。
「おかえり〜お疲れ様! デザート作ったよ〜!」
その熱い歓迎に父とヴィクトルは驚いたものの、テーブルのフルーツの焼きプディングに喜びの声を上げた。
だが食事の前に、父は壊れたパイプの修理に取りかかり、手際よくそれを終わらせてくれた。
「ほんとにありがとうお父さん、助かったよー! ヴィクトルもありがとうね!」
「俺なんにもしてないよ」
「そんなことないよ! すっごい助けてくれたよ、ねえお父さん」
「本当だよ。いつもの何倍もスムーズに出来たぞ。頼りになるな」
普段は簡単に褒めない父が、笑って答えたため、ヴィクトルは照れていた。
そんな彼を見て、あなたも嬉しくなりながら、何か話したのかな?なんて好奇心がわく。
デザートも皆で仲よく食べて、初めてじっくり過ごしたにしては、四人とも不思議と自然体だった。
あなたは実家にヴィクトルがいる光景を見るたび、時折ふとした驚きを覚えた。
しかし彼はすでに、その場にすっかり馴染んでいるようだ。
そしてまた夜までお酒を飲んだりして、本当に楽しくのびのびと過ごすことが出来た。