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美オヤジを誘って囲われて救われる話

第24章 対面編


「あっはっはっは! あなた結構キテるわね、なんで男って飛びたがるのかしら。いいじゃない、ニコラスにも引かないかも!」
「引きませんよ、話は合いそうな気はするな。同い年の男同士」
「ふふふっ、名無し、なんかヴィクトルのイメージ変わってきたわ。でも名無しはバンジーなんか絶対できないよね?」
「出来るわけないでしょっ!」

焦るあなたに、また皆がどっと笑う。

爆弾発言から違った意味で皆を虜にさせるヴィクトルが、やっぱりさすがだと思った。
でも飛びすぎは心配だしもうやらないでほしい。




こんな風におかしな方向へ行ってしまいがちな食事の時間は、あっという間に過ぎていった。

女性陣二人は「ちょっとお手洗いに行ってくるわ」と一緒に席を立ち、あなたとヴィクトルは二人になる。

「ふぅ。すごい盛り上がりだったね。あの二人マシンガントークでごめんね。ヴィクトル、疲れてない?」
「全然。楽しいよ。俺も緊張してるのバレてない?」
「ええっ、まったくだよ!」

あなたは驚いて、大胆にも彼の胸元に手をぴたりと置いてみた。するとドクドクいっていた。

「わあっ、本当だね」
「でしょ? 恥ずかしいな」

彼も今は緊張がとけたのだろうか。
そのはにかむ笑顔を、ふと抱きしめたくなる。

母達はまだ帰って来なそうなので、代わりに彼の手をぎゅっと握った。

「大丈夫だよ、ヴィクトル最高!だよ」
「はは。嬉しいな、さっきのそれも。俺は密かにガッツポーズしてたからね」
「ふふふ」

そっと手を握り返されて、つかの間の二人きりの休憩時間、あなたも彼の隣でほっと一息つけていた。
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